壁紙張り替えを自分で行いたい、あるいは壁紙貼りを業者に依頼する前に剥がすのは自分でやって少しでも工費をうかせたいと考えている方に綺麗な壁紙の剥がし方をご紹介します。
壁紙を剥がす前の準備として幾つか作業することがあります。
剥がした壁紙は想像している以上に分量の多いゴミになり、また付着していた接着剤の塊がこぼれて来ますので事前にブルーシートなどを敷いておきます。
床を汚すこともなく後片付けも楽になります。
コンセントやインターフォンは表面のカバーだけ外します。
エアコンや火災報知器などの精密機械は取り外すと故障する可能性があるのでそのままにします。
壁紙を剥がし始める時は、壁紙と壁紙のつなぎ目・古くなってめくれている部分を見つけて剥がして行きます。
つなぎ目が見つからない場合はカッターで切り込みを入れます。
剥がす時の注意点は、なるべく大きな面積で剥がすこと、下地を傷つけないことの二つです。
剥がし方のコツは壁紙の根元を両手でしっかり持ち、ゆっくり剥がして行くことです。
剥がした際に薄紙が残った場合はスキージーなどヘラを使って剥がします。
しっかりと接着されている薄紙はデコボコにならないので全て剥がす必要はありません。
壁紙がしっかり接着されていて剥がれない部分は施工ボードの紙まで一緒に剥がし、デコボコになった部分を後から下地用のパテで埋めて補修します。
ビニール製の壁紙が剥がれにくい場合はドライヤーで温め、紙製の場合は中性洗剤をスポンジに含ませて表面を濡らすと剥がれやすくなります。
丁寧に根気よく剥がすことが壁紙張り替えを綺麗に仕上げることになります。